大学を卒業してから社会人となって働いていますが、会議等に参加し議論をしたり、意見をまとめる等、様々な経験をしてきました。
私がその中で最も印象に残っていることは、様々な意見や衝突のある議論の中、ある一人が発した一言でまとまり、結論がでたことです。
その意見から、周りの議論に参加していた人たちは「〇〇さんが言うなら間違っていない。」「〇〇さんがそういうのなら…」という雰囲気になり、その場面を見た私は「影響力のある人ってスゲェ!!(目を輝かせながら)私も超絶影響力のある人になりたい!!」と、強くそう思いました。
そして、そんな影響力を持つ人になるためにどうするべきか考えていたところ、この「影響力の武器」という本と運命的な出会いをしたのです。
人間は無意識に作用している心理があります。その中でいくつか簡単に紹介したと思います。
無料で試供品をもらうと、購入であったり、宣伝であったり、なにか行動に起こした経験はありませんか?
これは「何かをしてもらうと何かお礼をしなければならない」という、相手への好感度に関係なく、返報性という心理が作用しているのです。
高級な車や時計、衣服を買うと、どれだけ使用感が悪くても「これだけ高いものを買ったのだから、間違いなく良いものだ」と考えること、また「自分が選択したコミュニティだからこそ、有益なものを与えてくれる場所だ」と考えることがあります。
選択することで、コミットメントと一貫性という心理が作用しているのです。
SNSやネット、動画配信サービスをみていると【口コミ評価☆5!あの〇〇さんもやっている売切れ続出大人気商品!】など見かけることありませんか?
こういわれると、人って気になってしまいますよね?これは「人気のあるものだから本当かどうか関係なく、良い商品だ!」と思う社会的証明の心理が作用しているのです。
人気アーティスト等の有名人がCMやSNSで宣伝をしているときに、買ってしまうことはありませんか?
これは「自分が好意を持っている人などが良いといっているものは、無条件で良いものだ」と思い込んでしまう、好意という心理が作用しているのです。
【あの専門家も認めた〇〇な商品!】【あの有名な〇〇でも実際に使われている!】というような広告もみたことありませんか?
これは、肩書がついていると、権威という心理が作用しているのです。
【この動画をみたあなたにだけ特別なサービス!のこり〇分の特別価格!】という広告や、謳い文句を聞いたことありませんか?
これは「数が少ないからといって良いものであるか分からないが、数が少ないから良いものだ!」と思ってしまう、希少性という心理が作用しているのです。
この話を聞いて、当たり前のことじゃないか!と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際に経験してみると、気づかないうちに上記の心理が作用して行動してしまっています。なぜなら、無意識に起きてしまう心理であるからです。そして、この本にある心理を逆手にとって人を操ろうとする悪いことを考えている人もいます。
例えば、マルチ商法等もそれにあたると思います。
私は知人から久々にご飯に誘われて行ってみると、なんということでしょう、マルチの勧誘でした。そして、この本はそういった悪い人たちに操られないように生きていくことを教えてくれる最高の教科書にもなります。
この心理をついて行うビジネスは、いたるところで活用されています。これは私たちの仕事にも通じ、この本を読むことで有益な情報を手に入れることで身につき、成長することができます。また、先でも述べたように、悪い人達に操られている友人や家族に対しても有効で、危険な道から救うことも可能です。
人生にはさまざまな選択があり、その選択により、いい方向にも悪い方向にもいくことがあります。
この本を読むことで知識がつき、悪用してくる人達への対策が身につくことで、賢く生きていけます。また、その中でも自分自身が影響力を身につける方法も知ることができるので、人生の知識を得られます。
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