社会に出るまで、自分の思うがままに自由に生きてきました。
具体的には、大学は4年だけでは足りず休学という選択肢をして、2年間海外を放浪するような学生時代を過ごしました。
東京のITベンチャー企業に就職し、1年目。会社に入って、「思ったとおりに行かない」「なんでわかってもらえないんだろう」「理不尽だ」など、たくさんの悩みがありました。そんなときに会社の先輩に紹介されたのがこの本です。
今となっては、定期的に読み返す一つのバイブルとなっています。
この本は「なぜ人は悩むのか」というところから、「悩んだときにどうしたらいいのか」というところまで、とても合理的にわかりやすく書いてくれています。
私がこの本を読んで学んだことは大きく3つです。
①「すべての悩みは、自身の反応から生まれる」ということ
②自分の正しさは、正しいとは限らない
③全ては自身の捉え方次第
1番最初にこの部分がびっくりしました。
悩みは、目の前で起こっている事象の結果ではなく、自身の内側にある”心の反応”によって起こっているということです。
例えば、車の渋滞=イライラすると考えがちですが、全員が全員イライラしているわけではないですよね。車の渋滞という同じ状況下での、それぞれの反応次第、人の捉え方次第でストレスや悩みの大きさは変わってきます。
つまり、その状況に自身がネガティブな反応さえしなければ、ストレスは発生しないということです。
まず、「悩みの原因は心の反応」という本質を理解できるかどうかで、普段の生活に余裕ができました。
悩みやストレスは自身で解決できるとわかったからです。
大学を卒業したての、社会を知らない私は、「普通はこうだろう」「〇〇に違いない」といつも思っていました。
だから他の人と会話するときも、自分の「正しさ」から外れると「いやいや、普通こうでしょう」と決めつけて聞く耳を持っていませんでした。そのことで多くの機会を失ったのだと、今は思います。決めつけている時点で思考を止めているので、新しいアイデアが生まれない。つまり、自身で成長の機会を奪っているのです。
この本を読んで、立場や視点が変われば、「正しい」は変わるということ。「他の意見があってもいいんだ。むしろ意見が違うのが当たり前だ」ということに気付けたことは、他の人と関わることを随分に楽にさせてくれました。
どんな出来事でも、捉え方次第で結果は変わります。
ある日私は、チームの責任者になりました。
最初は「なんで私がこんなに大変なことを、、、」と思っていたのですが、この本を読んでから、「これはチャンスなんだ」と思うようになりました。
そうすると、目の前の一つひとつの仕事への向き合い方も変わり、実際に結果もついてくるようになりました。
どんな出来事も、どういう風に捉えてどんなスタンスで取り組むか、それが結果を決定づけているのだと気付きました。
ここまで読んでいただくと、若松さんは、めちゃくちゃ悩んでいる人なのでは?と思ったかもしれません。
なにかに悩んでいる人に読んでもらうことももちろんですが、誰にでも読んでほしい本です。調子がいいときは、放っておいても大丈夫だけど、悩んだときや大変なときの乗り越え方って意外に知らないものですよね。
インターネットによりいつでもどこでも多くの情報がスピーディーに手に入れることができる時代。他の人と競争をしなければいけない社会。長期化するコロナウィルス。嫌でもストレスを感じやすい社会になっています。
だからこそ、人間はなぜストレスを感じ、悩むのかという人間の本質を理解することはとても大事だと思います。理解することで、ストレスフリーで楽しく幸せな人生を送れると思います。
・学生時代の一日あたり読書時間
ほぼ読んでなかったです。
・現在の一日あたり読書時間
毎日しているわけではないので時間を出しづらいですが、土日で読むようになりました。
・学生時代
興味があれば読んだらいいか
・現在
仕事をする上で、するべきこと、お客様に良い情報をお伝えするためにも、日々勉強は必要
改めて聞かれると難しいですね…
・実力不足だと感じた時
・世の中分からないことしかないと知った時
・お客様とお話するようになった時
どれもそうですが、必要に駆られないと動かなかったですね…
でも結局人間そうなのかなと思います。
仕事を始めて思うのですが、人に行動してもらうことは本当に難しいなと…
・当人にメリットを感じていただく
・しなければならない状況をつくる
(仕組み化する)
→いかに習慣化してもらうか
すぐに楽な方に逃げてしまうので、私も引き続き頑張ります。
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