自分の人生を今よりもっと面白くするために
あなたの一冊
20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ
この本を紹介してくれたのは
松山大学 経営学部
2019年卒
ようさん さん
職業:会社員 (購買・調達職)

本に出合った経緯

ふらっと立ち寄った本屋で出逢いました。
特に決めた本を探すでもなく、ふと視線を向けた先にあったのが、今回ご紹介する本です
付け加えて言うなら、視線を向けただけでは、興味を惹くまでには至らなかったと思います。
その時の私の心情として、今の自分には経験や知性が足りず、何か物足りなさを感じ、焦りや不安がありました。そんな中、本著の帯にあった
”「学ぶ」喜びで人生を満たそう。”の一文に目が留まり、手に取ることとなりました。

その本から学んだこと、考え方の変化

本著から仕事の進め方への自信を深めることができました。
①作業はゴールから逆算
②タスクは来た瞬間に行う
③前倒しで行いモチベーションを下げない

実は、この3点は本著を読む前から上司から教えていただき実践していました。これらを行うことで、仕事の充足感があり、その理由を理解できずにいたのですが、理解することができ、仕事の進め方への自信を深めることができました。

これらの重要性は皆さんも過去に痛感してる方も多いと思います。イメージし易いのは、小学生時の夏休みの宿題・課題です。
今振り返ると、この3点を養う環境だったのかとさえ感じます。

立ち止まって考えると当たり前なことですが、これを実践しているか継続できているか、で結果が変わることを私は自信を持って言えます。
これは仕事に限ったことではなく、学生である皆さんにも通じます。
これらは本著の5章に全てありますので、気になった方は、5章だけでも一読いただけたら、紹介者として嬉しいです。

印象に残っているシーンは?

仕事をゲットする力である”代理力”の件が印象に残りました。
簡単にいうと、チャンスがいつ来ても問題ないように準備をしておきましょう、と言うことです。
万年補欠の高校球児が、最終回の一打逆転の場面に代打で出場し、華々しく逆転するようなイメージです。
自分に打順が回ってくるかは未知ですが、いつ自分に打順が回ってきてもいいように準備をしておくことは、社会人になってより痛感しました。
準備をしていれば、と後悔してる間に他の代理人に奪われてしまいます。その差で評価に影響が出たりするものです。
評価が全てとは言いませんが、時間のある今の内に”代理力”を養うような工夫に思考を凝らしてみるのも良いと考えます。

どんな人におススメしたいか

読書が苦手な方ににおすすめしたいです。
理由としては、自分の可能性や人生の幅を広げるために教養を身につけると、どう変わっていけそうかが腑に落ちて理解できるからです。
また、現役の社会人として、知的生活を送るための土台つくりを、時間ある学生時代にしておけばよかったと本著を読むことで感じました。
”知的生活を送るため”なんて言うと、なんだか難しそうに聞こえるかと思います。
自分の人生を今よりもっと面白くするために、情報が溢れる現代社会で、不用意な情報に惑わされることなく、能動的に自分の人生を生きるとは、を私自身考えるきっかけになりました。

現在の読書へのスタンスは?学生時代と比べてどう変わりましたか?

読書をするとは、自分のペースに合わせて自分の知らない世界を教えてくれる尊敬する先輩に自ら会いにいけることだと思っています。
著書がした経験を交え、未知の世界を教えてくれ、そこから得た考えや気づきを教授してもらえます。
学生時代は、基本的には同年代で好きな人とだけの交流でよく、振り返ると居心地がよかったと思います。
社会人になると多世代との交流が必要で、学生時代のようにはいきませんし、併せて自分との対話の時間も増えます。
その変化の中で、自分の好きなペースで読むことができ、自分との対話の時間で感じたことを、社会で経験し得た知識・経験を交えながら何なのかを教えてくれる先輩に自ら会いにいけることが読書だと考えます。

あなたの一冊
20歳の自分に伝えたい知的生活のすゝめ

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