もともと、原田マハさんの作品が大好きで読んでいました。この本とは2回出会っていて、1回目は大学1年生の時。作者の本を片っ端から読んでいたのでその中の1冊として出会いました。当時は「きれいな言葉が使える大人になりたい」と純粋にあこがれました。
2回目は、社会人2年目の時。同じ部署の先輩に本好きがいて、部署の後輩一人ひとりに合う本を選んだとプレゼントしてもらったのがこの本でした。
当時、毎日が忙しくて1日1日に必死で本を読む時間もなかなか取れていなかったのですが今この本との再会したということに何か意味があると直感的に感じて読みました。主人公や登場人物と似た業界にいることもあって、学生のころとは違った視点や気持ちで読めました。
明日からまた頑張ろうと、初心に戻れた気がします。
言葉の影響力です。仕事柄、わたしも文章を書く仕事をしているので読み手(聞き手)に対してどんな言葉を投げかければ思い通りの反応が得られるか、広告の効果が得られるか、人の心を動かせるか日々悩んでいます。
言葉は盾にも矛にもなりますし、人を動かすこともできる。日々の暮らしや仕事の中で、言葉と向き合うことが多いので、言葉の持つちからや影響力には気をつけながらうまく取り入れていきたいと思います。
製菓会社のブランディングキャッチコピーを主人公が苦悩しながら考え、その企業にプレゼンするシーンです。
主人公は初めての経験で悩み苦しんでいましたが、友人との会話の中でヒントを見つけます。そして社長へのプレゼンのシーン。聞き手をどんどん引き込んでいく話しの組み立てで魅了し、結果主人公が提案したキャッチコピーが採用されます。そのキャッチコピーに込めた思いを上手に相手に伝える技術力は私も身に着けたいと強く思いました。
壁にぶつかったときや悩んでいるときに、一筋の光となるような作品だと思います。
就活で立ち止まったときや何か大きな決断をするときに息抜きくらいの気持ちで読むといいと思います。
1日平均で20~30分ほどです。
毎日読書の時間を取れていないというのが正直なところです。
本屋さんは好きでよく行くので、気になった本をストックしておいて、まとまった休みに読むようにしています。
学生の頃はたくさん時間があったので好きな時に本を読んでいました。旅行先で待ち時間や移動時間ができたらふらっと本屋さんに入ってその時の気分で本を選んだり、図書館で本を借りたり、です。
現在は、少し立ち止まって考えたいときや、仕事をする際に知識として必要なことを実用書に頼ることが増えました。
学生の頃と比べて読むジャンルの幅も広がったように感じます。図書館で借りても返却期限までに読めないことばかりなので、学生の頃よりも買って読むことが増えました。
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